hibinodokusyokirokuのブログ

社会学、哲学を学ぶ大学生。2024~2025留学。読書、旅、食べることが好きです。

鈍行列車で一人旅、福島へ(前編)

始めたときは、本を読むたびに記録しようと意気込んでいたのが、すっかりこのざまである。以前はあれほど入れ込んでいた読書も、暇になったはずの大学生活で本を手に取ることが滅多になくなってしまった。今日から記憶を遡って、また書き記していきたいのだが、それもいつまで続くのだか。

 

今回書こうとしているのは、2024年2月の福島一人旅のことだ。元々一人で行動するのは好きな方なのだが、思い返せば完全な一人旅は、これが初めてだった。さらに、東北地方に行くのも初めてである。春休みに、東京へ行く予定が前々から決まっていたので、東京からそのまま東北へ行くことを思い立ったのだ。東京に行くだけで出費が嵩むのは想像に難くないので、貧乏旅行である。さてどうやって費用を抑えつつ、楽しむか。まず削るべきは交通費。格安航空券や夜行バスなども探したが、あまりいいものがなく、この時点で青春18切符のシーズンではなかったにも関わらず、鈍行列車で福島まで行くことが決定した。次は福島のどこに泊まるかが問題だが、Googleマップで星4つ以上はある程度信用できると思っているので、日程と値段の上限でフィルターをかけ、ホテルを探した。その結果、会津にある「花ホテル 滝のや」の素泊まりに地元の酒を楽しめるプランに惹かれた。こちらの宿は、会津柳津にあり、会津城などがある会津若松からさらに奥へ行かなければならないのだが、福島の日本酒を楽しめるとなれば、宿を旅の目的とするのもまた一興、などと考えて決定。

hanahotel.jp

 

こちらが大まかな旅程。

<1日目>

東京(8時頃出発)~郡山~会津柳津(18時前に到着) 

<2日目>

会津柳津西若松 (ひたすら徒歩で会津を観光) 会津若松~新潟~大阪(夜行バスで翌朝着)

 

振り返ってみると、会津柳津の観光は全くできておらず、本当に泊まっただけ。もったいないので、また行きたいと思う。ちなみに大阪にどうやって戻るかは、2日目の朝まで決めていなかった。一人旅だと、こういう計画性の無さが許されるが、日本だからできた無茶だなとつくづく思う。

 

旅の詳細を書きたいのだが、どこかでこの文章を目にとめた人がいたとして(そもそも検索でヒットしないと思うが)これが福島旅行の参考になるかは果たして疑問である。検索で上位に出てこないのをいいことに、どうでもいいことばかり書いておこう。

 

東京駅から会津柳津駅まで、私は乗り換えを含めて10時間ほどかかったが、昼食をコンビニ飯にしておけば、7時間か8時間でいけたはずである。せっかくならその土地のものを食べたかったので、白河ラーメンを食べるために郡山の手前の乗換駅、新白河で昼食を取ることにした。駅から徒歩5分ほどにある「菜華軒」は、作業着のおっちゃんたちで賑わっており、それだけでも味に期待ができた。ただこれは私にとっては誤算で、田舎だから混んでいないだろう、ラーメンは提供も早いから乗り換えに間に合うだろうと高をくくっていた。そんなわけで一本電車を逃し、到着が予定より2時間ほど遅れたのだ。美味しかったので後悔はない。

菜華軒の白河ラーメン。ちぢれ麺が美味しかった。


そのあと、次の電車を新白河駅でのんびりと待つ。構内にはピアノがあり、弾きたかったが暗譜している曲がなく、うだうだしているうちに小さい子がやってきて弾けずじまいだった。郡山から会津柳津までも、乗り換えが必要だったような気がする。鉄道は詳しくないが、2両編成のワンマン列車は何とも言えないかわいらしさがあって密かに好きなのである。

16時半ごろ。雲一つなくきれいな空だった。

会津柳津に着いたのが18時ごろで、そこから歩いてホテルに向かった。すっかり暗くなったなか、人気のない道を歩くのはあまり楽しいものではなかった。2月上旬の福島はまだ寒かったが、今年は雪が少なかったそうだ。雪になれていない私にとってはよかったが、スキーなどをする人にとってはあまりよくなかっただろう。

 

ホテルは、親のアルバムで見たことがありそうな、どこか懐かしさを感じる内装だがいたって清潔で一人にしては広々とした部屋だった。残念ながら一枚も写真を撮らなかった。あまり写真を撮らないのだが、こうやって振り返るとき、もう少し撮っておけばよかったと思う。到着したとき食事をまだとっていなかった私を、宿のご主人がご厚意でスーパーまで連れて行ってくださり、無事につまみになりそうな惣菜を買うことができた。福島の日本酒は甘口が多く、米の甘さに驚いたが美味しかった。

日本酒以外も飲める。

呑んでいる間、宿のご主人が話し相手になってくださり楽しい時間を過ごすことができた。途中で何度も宿泊されているお客さんも加わり、夜が更ける頃まで酒盛りを楽しんだ。こちらでは講演会も行っているそうで、卒業旅行で卒論発表ができないかと目論んでいる。

 

以上が、福島での一日目だ。移動する以外は食べて寝ただけの日だったが、すてきな宿に泊まれて充実したものになった。